【アクトトレーラー】
「お願いします！父に会ってください！」
響く声に、全捜査員の目が向いた。
たしかにその日は休日だ。用事も何もない。だからといって…。
「このままじゃ、刑事をやめなきゃいけないかもしれないんです…」
まあ、話くらいは聞いてもいいか。

トーキョー・ナイトメア
「ご挨拶狂想曲」
たとえ昼でも、悪夢は始まる。

ハンドアウト
PC1
クイックスタート：特別捜査官
推奨スタイル：イヌ
コネ：天童一子　関係：クラブ（仲間意識、好意、チームメンバー等）
「お願いします！父に会ってください！」
機動捜査班の後輩、一子がいきなりのお願いをしてきた。
話を聞くには、父親が勝手に婚約の話を決めてきたのだという。
それをどうにかするために一日でいいから、恋人のふりをしてほしいというのだ。
どうしても、と頼みこむ彼女。　まあ…一日くらい、なら。
【PS：一子の頼みを聞く】
※ハンドアウト上、男性が望ましい。

PC2
クイックスタート：探索人
推奨スタイル：フェイト
コネ：天童源次郎　関係：スペード（リスペクト、尊敬）
「娘に恋人がいるようでね…」
依頼人の天童は、キミがかつて依頼をこなした時から、懇意な間柄となっている。
大きくない、とはいえ社長を務めている以上、なかなか面倒な話もあるのだろう。
次の日曜に、その娘が恋人を連れてくるので、その人物をキミに観察してもらいたい、というのだ。
報酬は悪くない。　まあ、世話になってる人物の依頼。少しは本気になろうじゃないか。
【PS：天童の依頼を遂行する】

本アクトにおいては、キャスト、およびゲストの即死を防ぐため、
２個以上の防御系神業を用意することを推奨する。

【ゲスト】
天童　一子（てんどう　いちこ）
１９歳・女性
NBI（日本捜査局）　機動捜査班に所属する２年目の刑事。階級は巡査。
２年目ということもあり、まだまだひよっ子だが、やる気と理想と行動力に満ち溢れた刑事。
父親の持ってきた婚約者話にどうすべきか、と悩んだ結果、
頼りになるPC1に相談を持ちこむ事にした。

天童　源次郎（てんどう　げんじろう）
５６歳・男性
天源精機という小さい会社を営んでいる。
本人は経営よりも現場での製造業を好んでいる。
その技術は、日本を代表する重工業グループにもみとめられている。
人がらは穏やかだが、穏やか過ぎるため、経営者にはやや不向き。


※本アクトはトーキョー・ナイトメア基本ルールブックの範囲で、体験版という形で作成したアクトである。